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株式会社ファストトラックイニシアティブ（以下、「FTI」）が運営する投資事業有限責任組合は、アルツハイマー型認知症の治療薬開発に取り組むNeusignal Therapeutics株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：吉田欣史、以下「Neusignal」）への追加投資を実行いたしました。今回のシードラウンドの資金調達総額は約13.3億円となります。なお、FTIはNeusignalの創業を支援し、創業出資もしております。

Neusignalは、世界中で急増し続けるアルツハイマー型認知症に対する画期的な治療薬の開発に向け候補化合物の開発に取り組む、東北大発シーズの事業化を目指すスタートアップです。

近年、アルツハイマー型認知症の進行抑制が見込める新規医薬品の登場もあり期待が高まる一方で、定期的な通院での点滴治療や高額な医療費、リスクリターンに基づく対象の妥当性など、多くの議論がなされているのが現状です。Neusignalは、これらの課題を解決する画期的な新薬を待ち望む人々の手に届く社会の実現を目指しています。

今回の調達によりNeusignalは、ヒト臨床試験に向けたGMP（※）治験薬製造や人材確保等を実施する予定です。

＜FTI取締役　竹内誠のコメント＞
FTI3号ファンドから2021年9月にNeusignal Therapeutics 株式会社への新規投資を実施し、以来ずっと共にNTX-083の開発推進を中心にサポートして参りましたが、この度同社がAMEDの「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択され、併せてSeed Round 総額約13.3 億円の資金調達を達成されました事はとても素晴らしい実績であり、心からお祝い申し上げます。

これを契機に、現在同社でアルツハイマー型認知症(AD)を適応として開発中の新規作用機序を有する低分子化合物の研究開発が更に加速され、一日も早く上市されます事を願って止みません。これまでADの治療薬の開発はグローバルでかなり行われて来ましたが、非常に困難を極め一部の抗体薬は承認されたものの低分子化合物としての上市はなかなか達成されておりません。そのような状況下、同社の開発品は高いポテンシャルを有し、上市されれば大きなゲームチェンジャーとなり得ると確信をしております。他の投資家の皆様と連携し新規AD治療薬として開発品がグローバルで迅速に上市されるよう、これまで同様最大限に同社を支援して参ります。

なお竹内に加え、Neusignal社外取締役としてFTIプリンシパル・木村紘子が、社外監査役としてFTIアソシエイト・桐谷啓太が就任しています。また、FTIが認定VCとして参画しているAMEDの令和5年度「創薬ベンチャーエコシステム強化事業（創薬ベンチャー公募）」の第3回に採択されています。

Neusignalからのリリースはこちら

※GMP：Good Manufacturing Practice。「医薬品及び医薬部外品・医療用具の製造管理及び品質管理に関する基準」。

＜Neusignal Therapeutics 株式会社について＞
設立年月：2022年4月1日
所在地：〒103-0023　東京都中央区日本橋本町3丁目11-5
代表者：吉田欣史
資本金：380,000,075 円
事業内容：認知症・精神疾患治療薬の研究・開発、脳疾患に関する創薬シーズ探索。
公式サイト：https://neusignal-tx.com

＜本件に関するお問い合わせ＞
株式会社ファストトラックイニシアティブ
東京都文京区本郷4-1-4　Design Place α 8F
TEL：03-5842-3325 / FAX：03-5684-1060
担当：木村紘子

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