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2023年7月より、当社 株式会社ファストトラックイニシアティブ（以下、FTI）のプリンシパルにKoji Yasudaが就任します。

米ボストンオフィスを拠点に、海外への投資や国内企業のグローバル育成をさらに加速してまいります。

Koji Yasudaは、Flagship Pioneering社が設立したKintai Therapeutics社（現Senda Bioscience社）の立上げに貢献した後、武田薬品工業（ボストン）やPfizerでトランスレーショナル・リサーチチームで早期臨床開発に従事、実績をあげてきました。今回のプリンシパルとしてのFTIへの参画により、2019年よりFTIの海外投資をリードしているパートナーの原田と連携して、米国はもとより国内外への投資と、科学への深い理解を元に大学等の研究成果を社会実装するためのカンパニークリエーション・創業出資を一層強化してまいります。

■Kojiからのコメント

私はこれまで、製薬産業におけるスタートアップの成功事例の構築と、創薬プログラムの開発、および日米間に留まらず業界のギャップの架け橋となることに取り組んでまいりました。この専門性を活かすためにFTIへの参画を決意し、今後は、FTIがよりグローバルに進出し、優れたスタートアップを支援し、根幹を成すライフサイエンスエコシステム間の結びつきを強化することにより、グローバル規模でコラボレーションとイノベーションの新しい扉を開くことに貢献してまいります。

■FTIパートナー 原田からのコメント

グローバルトップVC・バイオコミュニティやグローバル製薬企業で実績を残してきたKojiが参画することで、FTIのグローバル戦略が更に具体化されることを喜ばしく思います。これを契機に、FTI及び投資先の世界での成長を更に加速させて行きます。

■Koji Yasuda プロフィール

Kojiは、VCが支援するバイオベンチャーとグローバル製薬企業の両方を経験したユニークな経歴を持つ。特に、Kintai Therapeutics社（現Senda Biosciences社）では創業メンバーの一員として務めた。同社はModernaに投資したVCであるFlagship Pioneering社から生まれたスタートアップであり、同社の知的財産の基礎となっているのはKojiのハーバード大学 博士課程での研究成果である。KojiはKintai Therapeutics社の多額の資金調達でも重要な役割を果たし、シリーズAでは5,000万ドル、シリーズBでは9,800万ドル、そして直近のシリーズCでは1億2,300万ドルを調達した。

武田薬品工業に在籍した時は、α1アンチトリプシン欠乏性肝疾患を対象としたファーストインクラスのRNAiであるFazirsiran（旧TAK-999）の第2相臨床バイオマーカー戦略を主導。また、難治性多発性骨髄腫を対象としたファーストインクラスの免疫サイトカインであるモダカフスプα（旧名称：TAK-573）の臨床バイオマーカー開発も統括した。

Pfizer在籍時は、複数の標的治療薬の臨床バイオマーカー戦略の開発を主導。

PhD in Computational Biology, Harvard University
（Broad Institute of MIT and Harvardにて博士課程研究を推進）
Doctor of Veterinary Medicine (DVM) degree, Cornell University

＜本件に関するお問い合わせ＞
株式会社ファストトラックイニシアティブ
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担当：安西智宏
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